はじめに
Linux版のKindleはないので、Linux環境だとKindle Cloud Readerを使うのが公式だが、これだと表示できない書籍がある。 今回、Wineを利用してWindows版のKindleを動かすことができたので、そのメモ。
Wineのインストール
最新のWineを使うため、以下のWine公式サイトの通りに安定版のWineをインストール。 Ubuntuに含まれるWineは若干古いためか、Kindleの起動に失敗した。
実行したコマンドは以下の通り。
$ sudo dpkg --add-architecture i386 $ sudo mkdir -pm755 /etc/apt/keyrings $ sudo wget -O /etc/apt/keyrings/winehq-archive.key https://dl.winehq.org/wine-builds/winehq.key $ sudo wget -NP /etc/apt/sources.list.d/ https://dl.winehq.org/wine-builds/ubuntu/dists/jammy/winehq-jammy.sources $ sudo apt update $ sudo apt install --install-recommends winehq-stable
今回インストールされたWineのバージョンは以下の通り。
$ wine --version wine-7.0.1
Kindleのインストール
このサイトからWindows版のKindleをダウンロードする。
今回はKindleForPC-installer-1.39.65383.exe
というファイル名のインストーラがダウンロードされた。
そして、以下の通り、Wineでこのインストーラを実行する。
$ wine KindleForPC-installer-1.39.65383.exe
途中、以下のようなポップアップが表示されたので、ボタン「インストール」をクリックする。
さらに、以下のようなポップアップも表示されたので、同様にボタン「インストール」をクリックする。
しばらく待つと、Kindleが起動されて以下のような画面が表示されるので、Amazonにログインする。
ログインが成功すると、無事自分が購入した書籍が表示されており、閲覧が可能になる。