Jaybanuan's Blog

どうせまた調べるハメになることをメモしていくブログ

Ubuntu 22.04でKindleを使う

はじめに

Linux版のKindleはないので、Linux環境だとKindle Cloud Readerを使うのが公式だが、これだと表示できない書籍がある。 今回、Wineを利用してWindows版のKindleを動かすことができたので、そのメモ。

Wineのインストール

最新のWineを使うため、以下のWine公式サイトの通りに安定版のWineをインストール。 Ubuntuに含まれるWineは若干古いためか、Kindleの起動に失敗した。

wiki.winehq.org

実行したコマンドは以下の通り。

$ sudo dpkg --add-architecture i386 
$ sudo mkdir -pm755 /etc/apt/keyrings
$ sudo wget -O /etc/apt/keyrings/winehq-archive.key https://dl.winehq.org/wine-builds/winehq.key
$ sudo wget -NP /etc/apt/sources.list.d/ https://dl.winehq.org/wine-builds/ubuntu/dists/jammy/winehq-jammy.sources
$ sudo apt update
$ sudo apt install --install-recommends winehq-stable

今回インストールされたWineのバージョンは以下の通り。

$ wine --version
wine-7.0.1

Kindleのインストール

このサイトからWindows版のKindleをダウンロードする。

今回はKindleForPC-installer-1.39.65383.exeというファイル名のインストーラがダウンロードされた。 そして、以下の通り、Wineでこのインストーラを実行する。

$ wine KindleForPC-installer-1.39.65383.exe

途中、以下のようなポップアップが表示されたので、ボタン「インストール」をクリックする。

さらに、以下のようなポップアップも表示されたので、同様にボタン「インストール」をクリックする。

しばらく待つと、Kindleが起動されて以下のような画面が表示されるので、Amazonにログインする。

ログインが成功すると、無事自分が購入した書籍が表示されており、閲覧が可能になる。

Kindleからは、WineがWindows 7に見えているようだ。